鼻アレルギー
別名アレルギー性鼻炎
漢方医学の定義
鼻鼽(びきゅう)は、中医学においてアレルギー性鼻炎とも呼ばれ、五官科の病証に属する。中医の古典『中医内科学』には、「鼻鼽とは、鼻のかゆみやくしゃみ、さらさらとした鼻水が出るものである」と記されている。この病証は、多くは肺気の虚弱により衛表が固まらず、あるいは脾腎の陽虚により外邪が侵入することで生じる。
鼻鼽の中医学的臨床において、その核心的な病機は肺・脾・腎の三臓の機能失調により、衛表が固まらず、外邪が鼻の孔に侵入することである。一般的な誘因には、気候の変化、環境汚染、花粉、塵埃などが含まれる。証の鑑別に際しては、寒熱虚実を区別する必要がある。例えば、肺気虚寒証は鼻のかゆみやくしゃみ、さらさらとした鼻水、息切れや倦怠感として現れる。脾気虚弱証は鼻づまりやくしゃみ、食欲不振や腹部膨満、軟便や倦怠感を呈する。腎陽不足証は鼻のかゆみやくしゃみが年間を通じて発作し、寒がりや四肢の冷え、腰膝のだるさや弱さが見られる。肺経伏熱証は鼻のかゆみやくしゃみ、黄色い鼻水、口の渇き、紅舌で薄い黄苔を伴う。全体的な調整の方向性としては、肺を温めて寒を散じ、気を益して表を固め、脾を健やかにして気を補い、清気を昇らせて湿を化し、腎陽を温めて補い、督脈を固めて鼻の孔を通じさせ、肺を清めて鼻の孔を通じ、血を冷まして風を去るなどに留意すべきである。
常見証型と辨証の要点
lung qi deficiency cold syndrome
主要症状:Nasal itching and sneezing, clear runny nose, shortness of breath and fatigue, susceptibility to colds.
調理のアプローチ:Warm the lungs, disperse cold, benefit qi, and secure the exterior.
脾気虚弱証
主要症状:Nasal congestion and sneezing, poor appetite and abdominal distension, loose stools and fatigue, sallow complexion.
調理のアプローチ:Invigorate the spleen, replenish qi, raise the clear and transform dampness.
腎陽不足証
主要症状:Year-round nasal itching and sneezing, aversion to cold with cold limbs, soreness and weakness of the lower back and knees.
調理のアプローチ:Warm and tonify kidney yang, secure the Governing Vessel, and open the orifices.
Lung meridian latent heat syndrome
主要症状:Nasal itching and sneezing, yellow nasal discharge, dry mouth, red tongue with thin yellow coating.
調理のアプローチ:Clearing the lungs, opening the orifices, cooling the blood, and dispelling wind.
上記の証型情報は漢方医学の教科書および臨床基準に基づいています。具体的な辨証は、現場で従事する漢方医学の医師によって行われます。
医師の臨床の洞察
鼻鼽の患者がくしゃみを連発する場合、私は舌質と舌苔の状態を観察することに重点を置き、治療では風を疏らし寒を散じることを基本としている。
鼻鼽の患者が連続的に咳をし、私は舌の質と舌苔の状態を観察し、風を和らげ、寒気を排除することを治療の基本とする
— 朱永兵(ジュ・ヨンビン) 漢方医師